母の介護

2009年4月14日 (火)

寂しがる母、帰りは辛い

P101  「遅くなったから、そろそろ帰るね。また来るからね」

「帰るのかい、寂しくなるね」

「遠くから良く来てくれたね。本当にありがとう」

 「寂しいね 寂しいね」

 「寂しいさがあるから、会った時の喜びがあるのだよ」

 「そうだね、でも寂しくなるね」

 「気をつけて帰ってね。また来てね。待っているからね」

 「また近いうちに必ず来るからね」

 「見送りできず、このままでごめんね」

 「いいよ、それじゃまたね」

 施設で母と別れる時の会話、会う時は楽しくとも、帰る時はいつも辛い気持に。

 寂しがりながらも私達を気遣う言葉に心が痛む。

 常に傍に居てやれない至らなさが、次に会いに行く時の活力になる。

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2009年4月 1日 (水)

母に花見の代わりに桜餅

P01_2  三日前に続いて桜餅の話になりますが、ご容赦ください。
 二週間ぶりに母に会いました。昼食を終えた母が車椅子に乗って介護士さんと部屋に戻ってくる時でした。
 何時もよりやつれた様子、顔が小さく見えました。入れ歯を外していたのです。
 介護士さんの話では入れ歯をすると歯茎が痛いと言う。20年近く使い馴れたもの、顎の骨が縮んできたのだろうか。食事はお粥と刻み食で歯がなくても支障がないらしい。本人も気にしていない様子です。

 多摩湖や西武園が近いのでお花見をしようと、一昨年、昨年と一緒に出掛けて見たが、車から降りようとせず「眠い眠い」と桜には見向きもしませんでした。それでも窓から見える草花には「きれいだね」と言います。もともと草花が大好きな母、気分さえ良ければ草花に寄せる思いは人一倍強いのでしょう。
 今年は花見に出かけるのを諦めましたが、花見の代わりに「桜餅」を買っていきました。母の好きな餡子入りの和菓子です。母に似て私も大好物です。
 温かいお茶と「桜餅」一緒に食べました。母はきれいな色だね、すごく美味しいと喜んでくれました。春も感じてくれたのでしょうか。
 暫くすると何を食べたのか記憶に残っていませんが、「美味しいいと喜んだ」その一瞬に幸せを感じます。自己満足に過ぎませんが。

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