心と体

2009年2月19日 (木)

老いゆく母に心痛む

P01 梅見ごろも 介護士ののしる 母に会い

        きつい形相に 花散る思い

母に会いに車で出かける。

天候も良く、道すがら咲く梅の花に気分も晴れやか。

母のおむつ替えに手を貸すが、鬼相の顔で我が手をつねり噛もうとする母。

自分で処理が出来ない辛さ、自尊心の強さ、それが人間性を変えてしまう。

見たくはない、けだしこれが実情、知らねばならない。

日に日に老いゆく姿に心が痛む。

たまに話す真っ当な言動、幼児のように甘える母、そんな時には心が和む。

旅の話もできぬまま、寝姿を見ながらしばしの別れ。

 写真は母の部屋から見える梅と蝋梅

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2009年2月11日 (水)

母、リハビリ断念

P01  大腿骨を骨折し手術をした母が退院しました。姉と弟が対応してくれたので病院に行かずに済みました。退院できて良かったと思われるが、リハビリ治療を断られたのが実情です。もしかしたらと考えていたことが現実となり、残念な気持ちと止むを得ない気持ちが交錯しています。

 看護師さんや理学療法士さんは患部の治療、汚れた下着の着替えやリハビリなど、患者のためと思って行うのだが、やろうとすると手を出したり、引っ掻いたり、唾を吐きかけたりと、いくら話しても解って貰えず困らせたらしい。母にはなぜやるのか理解できないし、自分の意にそぐわないのだろう。

 正義感が強く義理人情に厚かった人がこのように変わってしまう。悲しいかな、これが老いの現実というものなのだろう。やるせない気持ちです。100歳を超えて生きていられることが凄いことかもしれないが、いつまでもしっかりしていて欲しいと思うのが子供の気持ちです。P02_3

 リハビリをやらないとなると、歩くことは不可能で車いす生活になる。手術を決めたのも寝たきり生活は避けたかったからで、その思いと可能性は最低限だが保障された。しかし、車いすに慣れなくてはならない。乗り降りの介助を快く受けてくれるだろうか。悩みは尽きない。  

あとは母の生に対する執着心と、少しでも快適な生活を求める気持ちを垣間見せてくれれば良いのだが、頑張り過ぎなくてもよいが、少しだけ頑張って! そして笑顔を見せて欲しい。

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2009年2月 3日 (火)

術後の痛み?で不機嫌

P11  骨折の手術を終えた母の見舞いに行きましたが、気分がすぐれないのか相手にしてくれません。看護師さんは、まだ術後の痛みが残っているので、周囲の事まで気が回らないのではと言ってくれました。ベッドで行うリハビリも嫌がっているようです。看護師さんを手こずらせているのではと心配です。

 ちょうど弟夫婦も見舞いに来ていたので、二人で母と会話を試みました。また、飲み物を与えようとしましたが、すべて拒絶され目も開けてくれません。誰が見舞いに来ているのも判らないようです。同室の患者さんに迷惑をかけてはいけないので早々に引き揚げました。少し重い気分の見舞いになりましたが、本人の方がもっと辛いのでしょう。早く痛みがとれて機嫌が良くなって欲しいです。

 時間が早いので近くの施設にいる叔母の所にも行きました。母の妹なので大変心配していました。手術は上手くいって順調だよと言うと安心した様子。近くにある鎮守の神様が守ってくれているそうす。

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2009年2月 1日 (日)

母、骨折の手術が無事終わる

P01_2  きょう母の手術が無事終わり、ホットしました。

 先月25日早朝、部屋で転倒して右大腿骨を骨折してしまいました。気になっていた事が現実となり重い気分でいました。老齢での大腿骨骨折は寝たきり生活を覚悟していましたから。

入院した病院の医師の所見は整形外科的には手術可能、内科的にも手術に耐えられる体力があるというもの。高齢の手術ゆえ不測の事態も考慮しなければならないが、家族で決断をして欲しいと言われました。

骨折したままだと、身体を動かすと痛みが出るし、寝たきり生活となってしまう。少しでも前向きな生活ができるように手術を決断しました。

これから約2週間、リハビリをしっかりと行い、歩けるようになって欲しい。最低でも車いすを使って移動できるようになって欲しいと思います。

サボテンに蕾が3つ出ていました。今日の日差しを受けて一つが開花しました。母の手術の成功を祝うような小さな花です。

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2009年1月21日 (水)

満腹感が無い?母

P01  母に会いに行きましたが、2週間前に会った時の機嫌の悪さが気になっていました。部屋に行こうとエレベーターを待っていると、診察室の前の椅子に座っている母が見えました。きょうは機嫌良く介護士さんに連れられて来たようです。

 きょうは月一回の美容師さんが来る日です。髪が伸びている事を気にしていたので、診察後に髪を切ってもらいました。美容師さんに笑わせるような冗談を言い、眠くなると気を遣いながら我慢していました。周りの人たちから「きれいになったね」と言われて上機嫌です。

 昼食後に昼寝をするまでは良かったのですが、起きてからが大変でした。食欲があるのは良いのですが、満腹感がないようなのです。加齢性の認知症で食べた事を忘れるは分かるのですが、一時間少し前に一緒に食べ終わり、私はまだ満腹感があるのに「ご飯は食べたかな? なにか食べたいな」と言います。

 おやつ用に買ってきたプリンを「これは美味しい」と食べ終わると、プリンの入れ物を差し出し「この中にご飯を入れてくれ」。ご飯が無いことを言うと「何かないかい。なければ外で買ってきてくれ」「気が納まらないよ」と我が儘を言います。母にとっては我が儘ではなく満腹中枢が壊れているだけなのです。お茶と小さなお煎餅で何とか落ち着きましたが、物忘れだけでなく感覚が異常になってくるのは辛いですね。

 庭いじりが好きな母、それも雑草の花を愛した母、もう春の花が咲き始めましたよ。花のように明るく元気でいて欲しいです。

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2009年1月 7日 (水)

気持ちは曇り時々雨のち晴れ

P02  母に新年の挨拶に行ってきました。今年101歳を迎える母、身体は曲がり耳も遠くなりましたが、一人で歩くことができます。新年を迎えられたことに感謝です。

 きょう、顔を会わせた時は機嫌が良かったのですが、しばらくすると気分がすぐれません。水曜日は医師による検診日、いままで一緒の時はなかった事ですが、診察に行くのを拒絶しました。部屋やトイレの清掃、昼食の介助など行っても迷惑そうな言動、少し体に触っても「痛い」と怒ります。しかし、私が黙って部屋から出て行くと探し回るのです。思考回路が幼児に戻ってきているので、止むを得ないのですが、気持ちが重くなりました。

 4時間ほどこんな状態でしたが、学校時代の賞状や詩吟(師範の資格)の本を見ていて機嫌が良くなったのでしょうか、笑顔で話しかけてきたのです。医師の受診を断った事を話すと、「そんなこと本当にしたの」「分かるように話してくれれば良かったのに」「医者に悪いことしたね」と普通の会話になりました。

 気持は曇り時々雨のち晴れです。何時も晴れの状態でいてくれたら良いなと思いながら、救われた気持で帰る事ができました。

 今日の夕日はきれいでした。明日の母も天気も晴れると良いのですが。

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2008年12月11日 (木)

お迎え?心の整理?まだまだ!

Photo_2  きょうの母は機嫌が良く穏やかでした。姉も来ていて賑やかな状態が嬉しかったのかも知れない。いつも嫌う下ばき(おむつ)の取り換えもすんなり応じてくれました。

 昼食後しばらく経って、母が私に話しました。「お前、私を憎んでいることはないかい」「私がお前に憎たらしいと思うことを言わなかったかい。やった事はないかい」「お迎えが来る前に謝っておきたいのだよ」。自分の中で死が遠くないことを意識し、心の整理をしているのだろうか。寂しい言葉だが、顔が笑っていたのが救いだった。

 一瞬言葉に詰まってしまったが、「お母さんには世話になりっぱなし、いつも優しかったよ」「ただ一つ残念なのは、父を早く亡くしてしまって、父の面影がないこと、話が出来なかったことかな。父の分まで頑張って育ててくれたお母さんに感謝しているよ」と言うと、「お父さんは可哀そうだったね、戦争がなければ死なずに済んだかも」「お父さんの命の分まで私が長生きできているのだね」。ちょっとしんみりした内容の会話になってしまいました。でも、表情はいたって明るく笑顔でした。

 直後、お腹が空いたね、何か食べるものないかい? 姉が差し出した好物のだんごを、美味しい美味しいと食べはじめました。先ほどの会話はその時点では正常に成り立っているのですが、数分後には頭の中から消えていくのです。

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2008年11月18日 (火)

残った歯を大切に

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 抜歯を覚悟して行った歯科医院、「まだ抜かずに様子を見ましょう」と言われました。良かったとの思いと、抜いてしまえばもう痛みに悩まされないとの思いが交錯しています。いまはなるべく抜歯はしないようですね。

 悪くなっている歯はほとんど子供の時からのもの。当時は朝だけ、それも食事前の歯磨きが習慣でしたから悪くなるのも当然です。虫歯の原因が分からなかったのか、正しい歯磨きの方法が啓蒙されてなかったのでしょうか。

 いまの若い人は虫歯のない人、あっても少ない人が多いそうです。医師不足が叫ばれる中、歯科医は過剰とか、たしかに歯科医院は空いています。矯正、ホワイトニングなど虫歯以外の治療や、インプラントなど新しい技術がないと生き残れないのでしょう。保険治療外のインプラント、一本数十万円は高いですね。

 歯が良ければ美味しいものは硬くても食べられるし、咀嚼すれば胃腸の負担も軽くなり、脳も活性化すると言う説もあります。いまは毎食後、しかも夜は歯間ブラシも使うようにしています。チョット手遅れですが、残っている歯だけは大事にしたいものです。

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2008年11月12日 (水)

母の前では20代?

2週間振りに母に会いました。

Doudantutuji_2 昼食を母の部屋で一緒に食べました。このところ胃腸の負担を考え、お粥ときざみ食になりましたが、なにを食べても美味しい、美味しいと言い、出されたものは完食しました。ひととき食欲が落ちて心配した事がありましたが、いまの旺盛な食欲がある限り安心です。

認知症は歳相応なのでしょう。「××屋の○○さん知っているだろう」とか「××の角を曲がった〇〇さんの家」とか、私が生まれる前や赤子の時の話をよくします。「俺、その時は赤ん坊だったよ」と言うと「そうだったねえ」と理解しつつ、数分後に同じ話になります。それには相槌を打ち「そうだったの」と聞いているとご機嫌です。

歳をとっても昔の事はしっかり覚えているのです。知識を蓄える脳の新しい知識の部分を一枚一枚剥がすように老化していくのでしょう。私は母の中ではまだ独身、二十代になります。嫁さん探しの心配をしてくれます。これが本当なら嬉しいのですが。冗談!冗談! 元気であればそんな会話も楽しいものです。

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2008年10月28日 (火)

退院、おめでとう!

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 昨日、本人と友人からのメールで朗報が届いた。きょう、がんで入院していた友人が退院することになった。がんの発見から検査、手術、抗がん剤治療と約2か月にわたる闘いに勝利したのだ

 退院 おめでとう!Photo_3

 担当医の確かな治療技術と、なによりも本人の意志の強さと前向きな生き方が良い結果をもたらしたのだろう。それに、陰で心配しながら看護した奥様はじめ家族の力も大きかったと思う。

 明日の晴れを明示する夕焼けの写真、家族の幸せを願うバラの写真を飾り、お祝いさせていただきます。    (写真はクリックで大きくなります)

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