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2011年4月24日 (日)

ゲレンデを登る、苦しかった!!

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 人はどこへ行く? 軟弱な私は草津を目指す。
 草津は思っていたより近く早く着いた。草津の街はひっそりとして活気がなかった。
 大震災の影響なのだろうか? 宿泊客が少なくお土産屋の人も手持ち無沙汰のようだ。

 とりあえず昼食を食べてから、車で行ける殺生河原に向かった。
 ここまで来ると眼前に雪景色が広がり、清々しい気分を味わう。

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 青葉山スキー場はリフトは動いていないが、ゲレンデは全面が雪で覆われている。

 ここにから逢ノ峰の山頂駅まで白根火山ロープウエイがかかっている。
 ロープウエイ山麓駅の駐車場には、志賀草津ルートの開通を待つ車が20台ほど停まっていた。
 「今日は志賀草津ルートの開通はしません」と放送があると、数台の車が下りていった。

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 ゲートでは道路管理の係員が万座側と連絡を取り合っていた。

 隣りに停まっていた車では二組の夫婦が来ていた。放送を聞いて男性二人がスキーの準備をし始めた。ここで滑る気である。
 私たちもスキーのできる準備はしてきた。私はどうしよう。連れ合いは滑ったらどう? とけしかける。
 弱気の私と、強気の私が葛藤が始める。

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 二人はスキーを担いでゲレンデを登り始めた。奥様方との話では男性陣は山登りが趣味でスキーも楽しむと言っていた。少し前に立山に行ってきた。この後は乗鞍に行くという。凄い人たちだと感心した。

 しばらく、周囲をウロウロして景色を眺めて時間を過ごした。
 また別の二人も山に登り始めた。先の二人は滑り下りてきて、雪が重いワックスを塗らないとダメだ。とにかく疲れただけと言う。見るところ私より人生経験を重ねている風貌だ。

 強気の私「彼らが滑ったのだから滑ってみるか」滑りたい気持ちが前にでる。靴とスキーズボンを履き替え、上は暖かいので普段着のままだ。

 スキーを担いでゲレンデを歩き出す。雪の上は気持ちが良い。最初は平らだが徐々に急になってくる。
 前に歩いた足跡の上に足を置く。歩幅が狭いな。彼らは山登りをする人、山登りの歩幅はこんなものかと納得する。

 足首が殆ど動かないスキー靴で斜面を歩くのは辛い、まして雪の上では足場がしっかりしない。
 つま先を雪の中に突き刺すようにして、足場を作り滑らないようにして登る。

 ゲレンデ真ん中あたりまで来ただろうか。苦しい息が切れる。心臓がパクパクする。
 弱気の私「疲れた、休憩したいな」
 強気の私「彼らは休まなかったぞ」
 弱気の私「やめれば良かった。ここから滑りだしたら格好が悪いだろうな」
 ちらっと下を見ると草津の町並みが見える。
 強きの私「もう残り半分じゃないか、頑張ろう」
 先に登っていた人が傍を滑りながら声をかける「まぁまぁのコンディションだよ」
 弱「・・・・・」返す言葉も出てこない。余裕がないのだ。黙々と登る。
 強「あと150㍍ほどだ頑張れ。登れば楽しく滑れるぞ」
 弱「こんなに心臓がパクパクしたことはない。心停止しないだろうか」
 数秒間、景色を眺める振りして足を止める。

 強「かなり上がってきたな。あと少しだ」
 先ほど横を滑り下りた人が登ってくるのが見える。段々と距離が近づいてくるように感じる。
 弱「彼とは同じ年頃だろう。体力で負けたな」

 やっと頂上に着いた。スキーを置いてその上に座り込む。
 フッーとため息。深呼吸して息を整える。数分間は休んだだろうか。
 強「登ってしまえば、どうってことないさ」元気が出てきた。

 息が整ったので、滑る用意をした。
 下で待つ連れ合いにストックを降り合図を送る。かなり小さく見える。分っただろうか?
 手を振っているように見えたので滑り始めた。

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 かなり重い雪だ。それも表面がやや硬めでスキーが沈み込む。
 ブレーキがかかるように引っかかる。
 それでも雪の上を滑るのは気持ち良い。まぁ満足のいく滑りだ。

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 四苦八苦した400㍍、15分ほどの登りの対価が30秒ほどの滑走である。降りてから再び登る気は起きなかった。
 リフト一本分を歩いて登ったのは初めてだろう。

 スクワットで鍛えた足に疲れはないが、心肺機能が弱くなっているのが分かった。
 連れ合いから「山を登るスピードが早すぎるのよ」と言われた。
 いつもそうなのだ。山に行ってもいつも走るように登ってしまう。
 先行逃げ切り型の性格は治らないものだ。

 ともくう話題作りの一滑りであった。

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