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2009年11月14日 (土)

映画「沈まぬ太陽」

Taiyo02

 朝から雨模様、こんな日は映画観賞に限ると109シネマズに足を運んだ。観たのは、渡辺謙主演、山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」、いま話題の作品です。

 土曜日のためかチケット売り場は長蛇の列、25分程かかってやっとチケット購入、上映時間にギリギリ間に合いました。

 御巣鷹の尾根に日航ジャンボ機が墜落した事故から始まり、安全対策を軽視した航空会社の労務政策、組合対策によるいやがらせ人事を絡ませ、運輸族と称される政治家、官僚と経営者の癒着、その不正告発と人間の生き様を描いた映画だ。フィクションとはいえ、国民航空=日本航空をモデルにしたものと想像できる。

 いま、日航が経営危機を迎えて、再建策が議論されている時に、その原因の一端を考えさせる、絶好のタイミングの上映だと思う。企業再建の為に企業年金の在り方ばかりがクローズアップされているが、ナショナル・フラッグ・キャリアの名のもと、利権と地位欲のために、場当たり的な航空政策を実施してきた政治家と官僚、それに異議を唱えなかった、唱えられなった経営者の責任は重い。そういう腐敗体質がずっと続いて来た結果がいまの経営危機を招いたのではと思う。

 それにしても恩地(渡辺謙)の信念を通した生き様には共感した。自分も同じような気持ちで生きてきたつもりだが、恩地はあまりにも格好良すぎる。彼はナイロビへの左遷も受け入れ、あくまでも強く生きるが、逃避して退社しては格好が悪い。力のある人間とない人間、強い人間と弱い人間の違いをしみじみと感じされられた。連れ合いには「それでも生活できているから良いじゃないの」と慰めの言葉。理解してくれただけでも感謝したい。

 10分間の休憩を挟み3時間20分を超える上映も、長いと感じさせない良い映画だった。観客はなぜか中年以上の人が多かったが、閉塞した社会状況のいま、若い人にもぜひ観て貰いたい映画だ。社会の裏表、人間の生き様を考える機会になると思うのだが。

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