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2009年8月12日 (水)

忘己利他

Moukorita  「忘己利他」

 病院の敷地内の入り口近く、芝生の中に置いてある石に刻まれた文字です。「もうこりた」と読みます。

 「忘己利他慈悲極」 己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり

 自分を捨てて、他に報いること 天台宗宗祖・最澄の言葉だそうです。

 この言葉の心を皆が持っていれば、人間同士の付き合いはうまくいくだろうし、民族間や国家間の諍いも起きないだろうと思います。相手を尊敬し、第一に考えることが大切だということです。

 この地に石碑を置いたのは病院の発足精神、働く人の気持ちを表したものだろう。書は故中尾喜久氏。医療に恵まれないへき地などの医療の確保と向上、地域住民の福祉の向上を目指して設立された、自治医科大学の初代学長です。

 病院の医師もこの大学の出身者、関係者多く見受けられます。医師や看護師をはじめ、事務員や用務員の方々も礼儀正しく対応が親切です。施設も新しいからだけではなく、衛生面や清掃も行き届いています。何時訪れても気持ちが良いですね。入院するならこんな病院が良いなんて思ってしまいますが、こんなこと言っていられるのは健康な人間の戯言、入院している身になれば早く退院したいものでしょう。

1  Origami ラウンジの窓から眺める南南東の風景です。丘陵の先は水戸市街、大洗海岸の方でしょうか。ラウンジの調理台には折り紙で作られたきれいな黄色のツルとオレンジのハクチョウ(?)が飾られていました。

 一週延びた手術は二十数分で無事終わり、病室に戻ったようです。入院した病状以外に様々な症状がでてしまい、その改善のための手術が今回で二度目です。術後の医師との面談によると、順調に回復しても車いす生活、一生病院生活になるというもの。姉の妻にとっては辛い宣告です。

 私も忘己利他の心を持てればと思うものの難しいものです。口では言えても自分の事がかわいいし、楽をしたいし、私利私欲を抑えて人のためにできるのか自信がないです。

 忘己利他はあくまで見返りを期待しない心と行動です。他人の利益になるからと言って自分が不利益になるわけではないのです。他人の幸せな姿を見て、自分も幸せを感じられる事ができれば良いのでしょう。そんな心を持った人間に何時なれることやら?……

 

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