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2008年10月20日 (月)

どんぐり4種、貴重な食料

 「どんぐり」子供時代を思い出す懐かしい木の実です。Photo

 「どんぐり」という木はないのです。ブナ科の樹木の中で丸っこい、固い実をつける木がいろいろあります。この固い実のことを総称して「どんぐり」と呼んでいます。その数20種類くらいあるそうです。

 ♪♪ どんぐり ころころ どんぶりこ ♪♪

のどんぐりはどのどんぐりなのでしょうか?

写真1が「クヌギ」の実です。帽子みたいな殻斗(かくと)がもさもさした髪の毛みたいになっています。実は球形に近い形をして、子供のころ「ジータンボー」と呼んでいました。頭の方に小さな穴をあけて中身を刳り抜き、吹いて音を鳴らして遊びました。

 写真2は「マテバシイ」の実です。一般的にシイの実と呼んでいました。ドングリの中でもこの実だけは食べられると言われていて、食べ物に餓えていた時代ですから、実際によく食べました。他のどんぐりも食べられると思うのですが、なぜか食べませんでした。

 写真3・4は「コナラ」の実です。土壌と樹木の状態によって大きさが違いますね。

 写真5は「シラカシ」の実です。関東地方では樫の木といえばこの木の事で、最もポピュラーなものです。「どんぐり」といえばこれを指していたような気がします。

 「どんぐり」の実る季節が違うものがあることを始めて知りました。コナラとシラカシは春に花が咲き、夏に成長して秋に実るという一般的なものですが、クヌギとマテバシイは春に花が咲き、夏にドングリの子供ができて冬を越し、翌春から夏にかけて成長して秋に実る、二年がかりの実です。そのほかに秋に花が咲き翌年の秋に実るものもあるそうです。

 秋から冬にかけての動物や鳥類には、貴重な餌になるのでしょう。猿が人里へ出没してくる原因の一つに、山林にドングリの成る樹木が減少しているのではないでしょうか。以前、ドングリなどの実りが少ない年は、冬を越せない猿の子が多いことをテレビで放送していたことがありました。かつては人間も食べていたもの、動物にとっても貴重な食料なのです。

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コメント

けんかつの駐車場で、キョロキョロあやしい行動を
していたのは、どんぐりを見つけたからです。
たぶん、マテバシイですね。
お勉強になりました。

投稿: たびちゃん | 2008年10月20日 (月) 21時51分

デジカメとブログを始めてから、チョットした事、周りのことに気が向くようになりました。
見る目が広がったと言えばカッコいいが、怪しく見られてはまずいですね。
気をつけます。

投稿: 青さん | 2008年10月20日 (月) 23時05分

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