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2008年8月15日 (金)

無言館を再訪

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3年前ぶりに「無言館」を訪れた。信州上田の塩田平、その小高い丘の上に戦没画学生慰霊美術館「無言館」はある。コンクリートを打ちっぱなしのシンプルな建物、上から見ると十字架の形をしています。Photo_11 Photo_12

戦争で亡くなった画学生たちの油絵や水彩画などの作品と、生前の彼らの息吹を感じさせる遺品が保存・展示されています。3年前に訪れ時の印象が強く心に残り、また日増しに会いたい気持ちが強くなり、この日(戦後63年目)に行こう決めました。

 きょうは訪問者が多かったようで、Photo_13 坂道の途中に車を止めて歩くことになりました。強い日差しのもとの坂道は汗が噴き出します。空調なしの館内は汗を引きずったままだが、次第に作品や展示物に集中し暑さを忘れてしまう。また汗は涙へと変わっていきます。周りではすすり泣きの声が聞こえてくる。私はこみ上げてくる気持ちを、汗を拭くふりして涙を拭い、ティッシュで鼻をかみ堪えました。

 戦後63年が経ちました。300万人を超える犠牲者はそれぞれの思いを持っていたのでしょう。親兄弟を亡くした人はその無念さを心に秘め生きているのでしょう。私にはそれらを共有することはできません。このような形で残された無言の思いに接する事で、自らの心に新たな思いをかきたてられたひと時でした。

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